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【活動方針】「グローバルからローカルへ」

 従来の「ないものねだり」から「あるもの探し」へ、「商品提供型」から「運動提案型」へと地域再生戦略をシフトチェンジすることによって、島に残る優良な自然環境や伝統的佇まい、生活文化やその基層を流れる風土などを「残し守り伝える」ことを目的とした活動を展開し、さらには、その活動そのものを地域資源として捉え、従来の「開発型地域づくり」から、身の丈に合った次世代へつなげる「開発に頼らない持続可能な地域づくり」の実現に向け取り組みを進めます。常に拡大を目指すグローバリズムから人と人がつながる力強いローカリズムへ価値観を転換していきます。

【島の風の活動理念】「島のこしが島おこし」

 島を残す。それは、景観としての島の風景だけではなく、そるを支え維持してきた島民の生活やそこに流れるコミュニティの文化をも含め残し伝えるという考えである。それも硬直した復古主義に陥ることなく、現代社会の中で可塑的な柔軟性を持ちながら進めていこうとするもので、平易にいえば、生活実践の中で、オジイ、オバアの笑顔を残し、伝承していこうという考えである。その中心となる活動が「古民家再生事業」である。沖縄民家がもつ独自の自然に対するパッシブデザインや建築文化的意味合いは勿論であるが、それを単に建築物として静的に再生するのではなく、それらを取り巻く小さなコミュニティの中で、スモールビジネスとしてその存在を成立させることで、生活世界との関係性を再構築しようという試みである。

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